『君との円舞曲(ワルツ)』

二人で踊った あの円舞曲を
まだステップし続けている
一人で舞った この円舞曲を
君を想いながらステップ

舞台上には僕一人だけ
ライトも音楽も何もない
観客も誰もいない舞台で

ありがとうの円舞曲を
君の為に踊っていると
一筋の光が僕の足元で
僕を照らし出して消えていった

二人で語った あの物語を
まだ話し続けている
一人でつぶやく この物語を
君を想いながら語る

物語を想い出達に語りかける
過去は消え去り未来もない
光りも闇もない真っ白の中

ごめんねの物語を
僕の為に語っていると
暖かな闇が僕を包んで
深い眠りに誘ってくれた…

痛みも苦しみも忘れて
夢に堕ちていく僕の心
君と踊ったあの円舞曲を
今だ忘れられない僕
さよならを告げたはずなのに…

ありがとうの円舞曲を
君の為に踊っていると
一筋の光が僕の足元で
僕を照らし出して消えていった

さよならの円舞曲を
お互いの為に踊った
出来るだけ明るく楽しげに
僕はまだ君との円舞曲を

踊り続ける悲しい道化師



☆コメント☆
制作日2005年1月19日?
制作時間約?分