『嘘の愛なんていらない』

手紙を書いた 届かない手紙を
今はもう遠い 君に宛てた手紙を

あの頃を懐かしんで あの頃のように書いた
でも書き終わってから 残ったのは淋しさだけ

いつの間にか黄昏が 街を包んでいた
部屋も柔らかな橙に 包まれていた
まだ残る君への想いを 遠くに馳せて
僕は笑えるようになった 少し前進できた

詩を作った 届かない詩を
今はもう遠い 君に宛てたこの詩は

今この瞬間に君が 幸せであってくれと
願いを込めて作った 残ったのは孤独感だけ

いつの間にか夜の闇が 全てを覆っていた
部屋は暗闇の中で 取り残されたよう
まだ残る君への想いを 星に託して
僕は眠れるようになった 少し前進できた

あの頃の 夢を見た
あの時の 君の愛は
嘘じゃない そうだよね?
嘘の愛なんていらないから…

僕が欲しかった本当の 愛は君がくれた
僕がいらなかった偽者も 君は最後にくれた
まだ残る君への想いを 心に隠して
僕は自分をだまし続けたい それが嘘でも



☆コメント☆
制作日2005年1月25日?
制作時間約?分