『太陽と月と星屑の荒野』

朝を見ていた時 ふと一羽の鳥が羽ばたいた
太陽に向かって 伸び伸びとその“羽根”を広げて

朝陽の眩しい光に包まれ その鳥は消えていった

遠く異郷の地に住む《大切な仲間達》(君)よ
今この瞬間に 一体何をしているだろうか
私は今《心地好い幻想》(温もり)を求めて歩いている
何も掴めないままに 孤独を感じてしまいながら…

夜を見ていた時 ふと一匹の猫が啼いた
満月に向かって 雄々しくその“尻尾”を揺らして

月光の優しい光に抱かれ その猫は消えていった

近く同郷の地に住む《まだ見知らぬ人》(君)よ
今この瞬間に 一体何をしているだろうか
貴方は今誰を思いながら《夢心地の追想》(心)を悼める?
何か掴んだままでも 惨禍が溢れるこの世界に…

時は生まれながら死んでいく→刹那と言う生命(いのち)の輝き
羽根をもぎ取り尻尾を千切る←悪魔と言う地獄の煌めき
永遠は生まれず 瞬間は死なないまま
僕らの生きた証を残す為に 人は《儚くも美しき生命の繋がり》(愛)を探し続ける

泣かないで 君は笑っていて
君の笑顔は全てを守る力がある
寂しくても どうか泣かないで
君の涙が大切なモノを奪うから

此処にある僕らの《Roman》(紲)は
永久を紡ぎ続けていくだろう
それは
哀しみも切なさも生み出す諸刃の剣
それでも
僕らはその中で繋がり続ける

星屑が輝く 月が煌めく 太陽が灼える
この星の生命が終わっても
僕らの生命が終わっても
《生まれ続ける時の荒野》(紲)は終わらない

何処までも 何処までも
何時までも 何時までも

終わらない僕らの《音楽譚》(Chronicle)…


☆コメント☆
制作日2007年3月19日
製作時間約20分

Collaborate Horizon詞(詩)第4弾。