『月の夜』

遠くなっていく 赤い夕日の影
時々烏の声が 空に響き渡る

子供も大人も 皆帰路について
更に空は黒く 夜と言う闇が

眠らない街々 電飾のイルミネーション
キミの姿はどこ? 明るい闇が邪魔をする
気まぐれな電灯 合間に見えるキミの姿
月夜の中なら はっきりキミは見えるのに

必ず捕まえるから 二人で出掛けようよ

覆われた空に 兎が踊る満月が
ぽっかり開いた まるで穴の様

眠れる大地 明かりは満月の光のみ
キミを捕まえた 黒い明かりが写す
艶やかなキミ 抱き締めて感じられる
温もりや呼吸 はっきりとキミを捉えた

キミとの瞬間に 幸せを感じて
僕は快楽の渦に 酔いしれていく
触れた唇には 甘い蜜が溢れる

月夜の契りは ピンク色に染まって
上気した体 抱き締め愛撫を繰り返す
時は永遠で 瞬間の永さを与える
月の夜に輝く 君の髪と瞳と身体

もう二度とキミを 離しはしないから

だからキミも僕を 離したりしないでね


☆コメント☆
製作日2005年4月11日
製作時間約?分