『ありがとう』

愛も友も喰らい尽くした 一体お前は誰なんだ
全てを奪い去っていった 知らないお前が憎い

たった数度の逢瀬なのに 運命すら感じたのに君は
あいつに惹かれてしまった 僕を置いてけぼりにして

何で僕じゃない? 分からない 何もかもが…

君にとっての僕なんて その程度の存在なんだね
新しく愛しい誰かを 見つけてしまったとしたら
簡単に置いていける程の その程度の存在なんだね

運命の人だなんて言うけど そんなの虚言に過ぎない
都合の良い後付だね 今さらだけどやっと分かった

どうでもいい もう嫌だ 何もかもが…

僕にとっての君の存在 大きくなり過ぎてしまった
もう他の誰かの事を 愛せそうにもないから
叶わない望みを抱いて 僕は静かに眠るとするよ…

誰もが僕を笑えば良い 惨めでちっぽけな僕を
こんな僕など誰からも 忘れ去られてしまえば良い
僕は君の事だけを 想い続けていくから…

幾月幾年時間は流れて もうすぐ終わりを迎える
最後の言葉を君に向けて 一言だけど呟くよ
「… … …ありがとう… … …」



☆コメント☆
制作日2005年9月12日
制作時間約?分