『野性の本能』

名前も顔も何も知らない 君の愛する僕以外の誰か
そいつの優しくも卑猥な 愛撫によがり悶える君

見たくもないほど悔しい でも君のそんな姿に僕は
酷く興奮するの隠せない こんな自分が憎らしい

目が覚めて それが夢だと 気付いたけど…

そんな事何も望んでないのに
野生の本能は僕に訴えかける
“本性をさらけ出してしまえよ
愛する女が喘ぎ乱れる姿を
本当は望んでいるんだろう?”

酷く痛く響く誰かの声に 僕は怒りと悲しみ覚えて
そいつの憎らしい程の 君への愛情を感じとった

僕は愛されず 彼は愛され どうしようもなくて…

本当は望んでるつもりなのに
野生の本能が僕に訴えかける
“本性をさらけ出してしまえよ
愛する女が奪い取られる姿を
お前は死ぬ程許せないのだろう?”

理性は飛んで 想いは壊れ 涙が零れた
一粒だけだが 頬を伝って 足元濡らした

僕は本当に望んでるはずだった
僕の君への愛が届いて欲しいと
そして野生の本能は語りかける
“愛しているのなら諦めてしまえ
想いは届くはずはないのだから”



☆コメント☆
制作日2005年9月17日
制作時間約?分