『喪失恐怖症』

君とのデートで見た あの映画の主人公は
誰より愛した恋人を 病気で失ってしまった

僕はある詩を書いた あの映画にそった詩を
君にそれを見せたら 読み終わらないうちに

君はポロポロ涙を流して 失う事の怖さに泣いた

僕も失うのが恐くて 君の前で泣いたよね
悲しくて苦しくて どうしようもなかった
それが現実になる そんな事考えられなかった

2日前のメールで見た “好き”と言う特別な言葉
2日後のメールで見た “ごめんね”のたった一言に

僕はボロボロに崩れて 涙すら失ってしまった

失ったと言う事実に 泣く事すら出来なかった
ただただ痛くて辛い どうする事も出来なくて
それは現実になって 無常にも僕に襲い掛かる

失う恐さに僕は怯え 信じる事愛する事を
忘れると言う封印を施し 孤独と言う名の殻に
閉じ篭り昔に浸る 狂ったように泣いた



☆コメント☆
制作日2005年11月25日
制作時間約?分