『謝ることを許されない僕に出来る贖罪とは』

普段と変わらない一日を過ごした
カラオケ行って 彼女とメールして
休みを満喫し切っていた

日付が変わる頃友達との会話
彼はもうしばらく出てこないそうだ
最後の会話ではないけど

そんな彼に僕は罪悪感を持っていた
でもそれは彼を否定する事になる

彼もまた傷付き哀しみを経験したけど
その傷や哀しみは僕が原因でもあった
それでも僕に謝ることは許されない
そうこうしてるうちに終わった会話
ただ時間が過ぎていくのを
じっと待っているしか出来なかった…

眠りたくない静寂が僕に訪れた
考えても考えても分からなくて
僕に出来る贖罪とは何かが…

言葉は信じないと彼が放っていた
どうすればいいのかな…

僕は分からないまま朝を待った
その時だけ忘れられるからって
電話したりメールしたりして
もう自分が何をしたいのかさっぱり
ただ時間は確実に過ぎて
いつの間にかいつもの朝になっていた

彼を忘れずに そして彼に忘れ去ってもらえば
そうすれば それが彼に出来る唯一の贖罪だと
そう思ったけど でも何か全然違う気がして
結局答えは 見付からないままになって…

正解も不正解もないこの世界の中で
僕はきっと迷い探し続けていくだろう
本当の意味での彼への贖罪が何かを…
ただ時間が過ぎていくのを
待つだけの今をやめようと思った



☆コメント☆
制作日2006年3月25日
制作時間約?分
ある人との会話後に作った詞(詩)。
多くを語る事は出来ないが、ある意味そのままの思いを
ぶつけた作品とも言えるのではないだろうか。
贖罪と言う言葉に少し拘り過ぎている感もあるが
それはそれで良いと言う事にしておく。

※上記コメントは、制作当時のものを原文の一部を掲載しています。