『再逢の時を願って…』

駅のホームで君と待つ
僕が帰る為の新幹線(電車)を

「あと何回君とキス出来るかな?」
小さく呟いたのが聞こえた

通過していく新幹線(電車)の音が
僕らの頭の中にまで響き渡る

こんなにも到着の放送(アナウンス)が
嫌だと思ったのは今日が初めてだ
もっともっと君と一緒に居たいのに
時間(とき)の神様がすごく残酷に思えた

近付いてくる別れの瞬間
じわじわと新幹線(それ)はやってきた

君と最後のハグを強く強くして
「愛してる」小さくお互い呟いた

こんなにも発車のベルの音が
辛いと思ったのは今日が初めてだ
ずっとずっと君と一緒に居たいのに
恋の神様がすごくイヂワルに思えた

再逢の約束と誓いの言葉を交わした
扉(ドア)が閉まってから
見えなくなるまで僕らは見つめ合った

こんなにも君の事愛しく思ってた
今日の別れのおかげで改めて感じた
どんな時も君と一緒に居たいから
《生きている瞬間》(今)をもっとずっと大切にしようと思った



☆コメント☆
制作日2006年8月27日
制作時間約30分