『夜を見に行こう』

夜空に星達が煌めいていた あの日二人は繋がっていた

想いが想いを呼び 願いが願いを紡ぎ
遠い二人は近くに 結ばれていった…

青空に太陽が輝いていた あの日二人は愛し合っていた

夕暮れの空に浮かび上がる三日月が綺麗で
二人で眺めながら時間が止まれば良いなんて
戯言めいた事を同じ刹那に呟いて笑い合った

素敵な空間に浮かび上がったのは欠片星達
二人は見つめ合いながら欠片を合わせていった
紛れもなくそれはその時双リ星になっていた

『僕らの双リ星…きっと届くよね』

星と月が彩る夜の世界
街は人の営みが施され
本当の明るさを失くして
気付かぬままに過ごした

「夜を見に行こう」

僕らはそれを見ようと
街を離れて走っていた
本当の明るさを求めて
手を繋いで走っていた

「これが夜なのかな?」

夜空に星達が煌めいていた 今でも二人は繋がっている

想いが思いを呼び 願いが希望を紡ぎ
遠い二人は近くに 結ばれていった…



☆コメント☆
制作日2006年12月24日
制作時間約30分
ぬこ姉の「月と星をキーワードに」と言うお題で(まぁ要は月と星)書いた。
ちょっと…繋がる二人を意識して書いた。
双リ星…あるんだろうか…。

※上記コメントは、制作当時のものを原文のまま掲載しています。