『ある少年の手記〜大切な人を求めて』

僕はバイクを走らせた 行く当てなど殆どない
しかしそれでも 一縷の望みを宿しながら
決して諦めずに 僕は走り続けた

金がなくなったら 《愛着の湧いたギター》(ルナ)を奏であげ
微々たるものだが なんとか少しくらいは稼いでやった

君は一体何処に行ったんだろう
大切な君は一体今何をしているだろう
元気にしているだろうか
泣いていないだろうか

今すぐ逢って 抱き締めて 君を包んであげたい

緋色に染まる夕焼け空がやけに眩しくて
ほんの刹那 目を逸らしてしまった
あと僅かでもずれていたら 動けなくなっていた

今日はこれでやめよう 金もないから野宿だ
どうにか食い物だけはある まだ生きられる
いや…まだ僕は死んだりしない



☆コメント☆
制作日2007年6月8日
制作時間約15分
“○○の手記”シリーズ第2作。少年が追い求めるもの。
それは彼が大切に想っている人。愛する女性。
彼女はなぜ消えたのか? 何処へ行ったのか?
謎だけが残ったまま、彼は当てもないまま探し続ける…。

※上記コメントは、制作当時のものを原文のまま掲載しています。