『空 -Air-』

生まれたての私を包むのは誰の翼?
柔らかくて暖かくてとても安心する

まだ形を持たない私は
どんな名前でどんな色かな

何も知らない私を愛してくれるのは誰?
きっと翼を持たない悲しい姿をしてるのに

まだ形を持たない私でも
この心が動いてると分かる

あの青く染まり切った空に浮かぶ銀色の雲
いつかあなたと雲を貫き虹の彼方へと
夢を見続ける哀しみの少女を連れ出すために

早くこのカラを破って外の世界へ
私を包み愛してくれる翼を見てみたい

もうすぐ形を授かる私には
どんな記憶があるんだろう

必ず訪れる生命の終わりは旅の終わり
夢の続きもその時に全てが潰えるでしょう
哀しみの少女もまたその夢から解き放たれる…

あの蒼く澄み切った空に浮かぶ白銀の雲
いつか二人で雲を貫き空の果てまではばたこう
夢を見続けた哀しみの少女に笑顔を咲かせるために…



☆コメント☆
制作日2007年7月2日
制作時間約40分
全体的にAirをイメージして書いた詞(詩)。
と言うかまぁほぼそのまんまと言っても過言ではないか(笑)

※上記コメントは、制作当時のものを原文のまま掲載しています。