『空模様、恋模様』

冬の最中 雪が見える
彼は歩く 傘も差さずに
手は赤く 震えが疾る

積もった雪を踏み鳴らす
訪れた突然の冬景色は
雪虫が告げた空模様

街灯に照らされ美しく舞う
雪の舞踊(ダンス)に見惚れつつ
君との刹那の言葉を交わす
それは声が伝える本当の想い

夜も暮れて 帰路着きの人々
彼は走る 傘も忘れて
名前呼ぶ 愛する君の名

積もった雪が融け始め
訪れた突然の声音切れ
雪虫も知らない恋模様

街灯に照らされ儚く舞う
雪の舞踊に目も暮れず
君への永久の願いを零す
それは僕が伝える君との夢

やっとの思いで辿りついた場所
戸惑いと驚きに満ちた顔
そして必死に彼を暖めようと
彼女の本音が動かした

室灯に照らされ愛しさ交わる
雪の舞踊は静かに止んで
君との誓いの言葉を紡ぐ
それは二人の物語の始まり



☆コメント☆
制作日2008年2月5日
制作時間約40分
ぬこからのリクエスト(お題)「雪虫」より書き上げ。
先日の出来事をモチーフに、ぐぐった雪虫の内容などを混ぜて
いわゆる読む人からするとヤーツ節、となるのかそんな感じをイメージしてみた。

※上記コメントは、制作当時のものを原文のまま掲載しています。