『月夜に想う君』

夢を描いて飛び出したあの日
怖いものなんて何もなかった
気が付けばあれから月日は経ち
見失ってる日々の大切さを

置いてきた君に心配ばかり
でも手紙だけは絶やさずに

こんな僕でも愛してくれる君がいて
だから僕は頑張れるって知ったんだ
失敗ばかりで挫けてしまいそうでも
君を想えばまた立ち上がれるんだ
初夏の月夜に君を想う

初めて知った挫折の味に
全てを投げ出したくなった
気が付けば見知らぬ川のほとり
思い出すあの日々の輝き

涙堪えて送ってくれた君に
今でも変わらぬ愛を送るよ

こんな僕でも愛してくれる君がいて
だから僕は新しい歌を作れるんだ
失敗続きでまた挫けてしまいそうでも
君がいるからまた立ち上がれるんだ
涼しげなせせらぎに君を想う

久し振りに乗ったこの電車は
あの日と何も変わらず走る

こんな僕でも本気で愛せる君がいて
だから僕は負けずに詩を書けるんだ
この詩は誰の為でもなく君の為に
時間を掛けてじっくり作ったんだ
こんな僕でも愛してくれる君がいて
だから僕は頑張れるって知ったんだ
そんな君にこの詩を送るんだ
僕の最上の愛をのせたこの詩を
君の笑顔を想い描きながら



☆コメント☆
制作日2008年5月21日
制作時間約30分
以下ぬこからのお題。
「故郷に恋人を残したまま上京してきた人の詩。
上京先でちょっとした挫折を味わって故郷にいる恋人を想う、歌。
詩っていうより歌のイメージ」
…んー、出来ただろうか。

ちなみに、主人公が帰るのは失敗続きで嫌になったからというわけではない。
実はこれ主人公挫折を味わった後にちゃんと成功してるっていう設定。
そして、決心がついたので大切な詩を持ち帰り、彼女へと披露。
それは、プロポーズの歌。

※上記コメントは、制作当時のものを原文のまま掲載しています。