『雫』

貴方を想い溢れる雫
それは優しく頬を撫で伝う

なのに全てが嫌になって
私は辛い気持ちで埋め尽くされる

心を縛る愛や他の渦
最上の光が私を包むのに
溢れ零れ そうさせるのは何?

行き場の無い思いをぶつけ散らしても変わらず
私が壊れないよう保つため繰り返す
分かりきってる事を振り払えないまま
それに飲み込まれる私はきっと壊れてる

傍に居たいのに別離の日が多くて
只管私は狂って可笑しくなる

そして全てが痛くなってきて
私は気付けば刃を宛がっていた

心を熱くする愛と他の波
大き過ぎる程の炎が私を包むのに
漏れ零れ そうさせたのは何?

行き場の無い感情を撒き散らしても変わらず
私が私を失わないように繰り返して
理解している事を拭い切れないまま
それに振り回される私は取り返しがつかない

いつの間にか飛び出し走っていた
大好きな貴方に会いたいその一心で
そして貴方はいつものように抱き締めてくれた
貴方の腕の中で眠りにつける幸せを
手放しはしないと思い直した

止め処ないこの雫に貴方が困るのは分かってる
でもこれは幸せが形になったもの
矛盾した思いがある事に気付いて
いつもの場所で出会いの時間に貴方に教えた

消え逝く雪の跡に 私は願いを詰め込んだ
一緒になれるようにと 私は願いを詰め込んだ
いつもの場所で出会いの時間に貴方と願った



☆コメント☆
制作日2008年11月10日
制作時間約40分
あさきの雫に影響されて書いた作品。

※上記コメントは、制作当時のものを原文の一部を掲載しています。