『ドアを開けて』

冷たい雨が降り注ぐ 今日も一人部屋の中
晴れない気持ちと 「なんで?」が纏わり付く

価値や理由がなければ 自分が居る意味も感じられない
気が付くと僕は 降り続ける階段を歩いてる

この心は誰かに助けて欲しいって叫んでる
なのにこの気持ちをどうぶつければいいか分からない
ドアを開けたら嫌われてしまうのではと怖がってる
そうして僕は意味もなく許しを請い続けていた

今日の外は晴れてた でもまだ一人部屋の中
立ちはだかるドアが 僕を押えて縛り付ける

この心は誰かに優しくして欲しいって泣いてる
なのにこの気持ちをどう吐き出せばいいか分からない
ドアが開いたら離れてしまうのではと恐れてる
そうして僕は訳も分からず涙を流していた

結局
僕は甘えてるだけなんだって
僕は逃げてるだけなんだって
僕は弱いだけなんだって
分かってるくせに

だから
今すぐにでも強くなりたいって
今すぐにでも向かい合いたいって
今すぐにでも抜け出したいって
思ってるんだ、思ってるんだ

この心は誰かに助けて欲しいって叫んでる
不器用なままでいいから吐き出してしまおう
ドアを開けてもきっと皆は離れないはずだから
この心は誰かに優しくして欲しいって泣いてる
どんなに涙を零してもそれは悪くなんかない
だから思い切ってドアを開けて部屋から出よう
そうして僕は何かを見付けられるはずだから
いつか誰かが僕を見付けてくれるはずだから


☆コメント☆
制作日:2010年3月25日
制作時間:約30分?

ここ最近の苦しんでる自分を詞(詩)に書き起こした感じの作品。
部屋は心、ドアを開けるは心を開くということそのまま。
本当は…心の奥底では、この状況から抜け出したいという思いはあって
でも中々上手くいかなくて辛い、苦しい、誰か助けてと叫びたいというあらわれ。

※上記コメントは、制作当時のものを原文のまま掲載しています。